Windows 10システムまたは外付けHDD上のパーティションを誤って削除してしまいましたか?心配はいりません。このガイドでは、DiskPartなどのCMDツールを使用して削除したパーティションを復元する手順を段階的に説明します。削除されたボリュームや行方不明のパーティションであっても、安全かつ効果的な復元方法をご案内し、データを損失することなく削除したボリュームを復元するお手伝いをします。
ユーザーケース
外付けHDDのパーティションを削除してしまいました。フリーソフトなどで復元する方法はありませんか?削除後は何も書き込んでいません。大切なデータなのでどうしても復旧したいです。よろしくお願いいたします。
- Yahoo知恵袋からの質問
パーティションの誤削除はよくあるミスですが、必ずしもデータが永久に失われるわけではありません。パーティションが削除されたときに「内部で何が起こるのか」を理解することは、安全に復元するための適切な手順を踏む助けになります。
1. パーティションは未割り当て領域になる
パーティションが削除されると、その領域は「ディスクの管理」上で「未割り当て」とマークされます。つまり、エクスプローラーからそのパーティションにアクセスできなくなります(ドライブをクリックすると、「このディスクをフォーマットする必要があります」というメッセージが表示されます)。ただし、上書きされるまでは、それまで含まれていたデータは通常、ディスク上にまだ残っています。
2. データは残っているが、危険な状態
パーティションの削除は、実際のファイルではなく、パーティションテーブルからの「参照情報」を消去するだけです。その領域に新しいデータが書き込まれない限り、元のファイルを復元できる可能性は十分にあります。しかし、時間が経過したり、そのディスクを使い続けたりするほど、復元の可能性は低くなります。
3. 起動の問題(システムパーティションを削除した場合)
システムパートやブートパーティションを削除すると、コンピュータが「起動不能」になる可能性があります。以下のようなエラーが表示されることがあります:「オペレーティングシステムが見つかりません」「利用可能なブートデバイスがありません」など。この場合、システムを再起動する前に、回復メディアやツールを使ってブート環境を修復するか、パーティションを復元する必要があります。
4. 新しいデータの書き込みは永久損失につながる可能性
ディスクをフォーマットしたり、新しいパーティションを作成したり、同じドライブに新しいファイルを保存したりすると、削除したパーティションが以前占有していた領域が「上書き」される可能性があります。一度これが起こると、元のデータの復元は著しく困難になり、場合によってはほぼ不可能になります。
先ほど説明したとおり、パーティションを削除してもデータは直ちに消去されません。しかし、その上にすぐに新しいパーティションを作成すると、Windowsは新しいファイルシステム構造を書き込み、古いデータを永久に上書きしてしまう可能性があります。そのため、CMDで新しいパーティションを作成して削除したパーティションを復元しようとする前に、まず削除したパーティションからデータを復元することを強くお勧めします。
CMDやディスクの管理でパーティションを再作成しても、元のファイルはエクスプローラーには表示されません。パーティションを再作成する行為は、その領域を再び使用可能にするだけで、内部のファイルを一緒に復元するものではないからです。
削除したパーティションからデータを復元するには、信頼性の高いデータ復旧ツール「MyRecover」を使用できます。このツールはコンピューター全体をスキャンし、紛失、消失、または削除されたパーティションを検索して、安全にファイルを復元することができます。次に、Windows 10で削除したパーティションからデータを復元する方法を説明します。
1. 上のボタンを押して別のディスク(復元対象ではないディスク)にMyRecoverをインストールします。
2. プログラムを起動し、「高度な復旧」セクションの下にある「失われたパーティションの復旧」を選択します。すると、以前は存在したが現在は欠落しているすべてのパーティションがコンピュータ上でスキャンされます。スキャンが完了したら、結果から対象の削除パーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。
3. プログラムは削除されたボリューム上の紛失ファイルを徹底的に探すため、ディープスキャンを実行します。その後、結果を閲覧し、対象ファイルの前にあるチェックボックスを選択できます。必要なファイルを確実に復元するために、「プレビュー」機能をご利用ください。
4. 確認が取れたら、「復旧」をクリックして続行します。
5. 別の安全な場所(USBや外付けディスクなど)を選択し、復元した重要なファイルを保存します。
その後、処理が完了するのを待ちます。成功メッセージと、「ステップ5」で指定した新しいパスが表示されます。それをクリックするだけで、復元したファイルを確認できます。これらの手順は、Windows 11やその他のオペレーティングシステムで削除パーティションのデータを復元する際にも有効です。
👉削除したパーティションがシステムドライブで、OSの起動に失敗している場合は、まず別の正常に動作するコンピューターでMyRecoverを使用して起動可能メディアを作成できます。その後、影響を受けたコンピューターをこの起動可能ディスクから起動し、上記の手順に従ってWinRE(Windows回復環境)内でデータ復元を実行します。
MyRecoverでデータを安全に復元できたら、次はCMDを使用してパーティションを再作成し、削除したパーティションを修復して領域を再び使用可能にします。
1. 「Win+R」キーを押し、「diskpart」と入力して「Enter」を押します。
2. 利用可能なすべてのボリュームを一覧表示します:list volume
3. 正しいボリュームを選択します:select volume X(「X」を削除したパーティションの番号に置き換えてください)。
4. 新しいプライマリパーティションを作成します:create partition primary
5. 新しいパーティションをフォーマットします:format fs=ntfs quick(「ntfs」は、必要に応じてfat32などの他のファイルシステムに置き換えることができます)。
6. ドライブ文字を割り当てます:assign letter=K(「K」は他の利用可能な文字に置き換えてください)。
7. DiskPartを終了します:exit
これで、削除したパーティションが復元し、エクスプローラーで新しいパーティションとして使用可能なドライブとして表示されます。DiskPartコマンドによる削除ボリュームの復元に加えて、Windowsに統合されたGUIディスクパーティション管理ツールである「ディスクの管理」で未割り当て領域に新しいパーティションを作成することも可能です。
新しいパーティションが正常に作成され、適切に機能していることを確認したら、ステップ1で取得した復元データをこの新しい場所に転送し始めることができます。重要なデータを注意深くすべてコピーし、取り残しがないようにしてください。転送後、すべてのファイルが正しく開き、期待通りに機能することを再確認します。このステップは、復元データの完全性を確認し、完全に使用可能であることを保証するのに役立ちます。
👉任意ですがおすすめ:将来のデータ損失を防ぐために、Windowsの組み込み機能である「ファイル履歴」や「バックアップと復元」を使用して、このデータのバックアップを作成することを強くお勧めします。
誤ってパーティションを削除すると、ストレスを感じるかもしれません。幸いにも、このガイドではCMDを使用して削除したパーティションを復元する方法を示しています。特に新しいデータを書き込む前であれば、迅速に行動することで、完全復元の可能性が大幅に高まります。
Diskpartコマンドを使用して新しいパーティションを作成する前に、MyRecoverのような専門ツールを使用して未割り当て領域からデータを復元することが極めて重要です。個人ファイルであれ重要なシステムデータであれ、MyRecoverは貴重な情報が安全に取得され、永久に失われないよう支援します。
1.パーティションを削除すると、OSやインストールしたソフトはどうなりますか?
削除したパーティションにOSやソフトがインストールされていた場合、それらは機能しなくなります。システムパーティションであればPCが起動不可能になることもあります。ソフトの再インストールが必要で、データの復元には専門ツールでのスキャンが必須です。
2.CMDでパーティションを復旧する際、データは保証されますか?
いいえ、保証されません。CMD(DiskPart)のcreate partition primaryやformatコマンドは、領域を再構築するだけで、データ自体は復旧しません。これらの操作前に専門的なデータ復元ソフト「MyRecover」等でデータを別途救出することが絶対条件です。
3.未割り当て領域から直接データを復元することは可能ですか?
はい、可能です。パーティションが削除されるとその領域は「未割り当て」と表示されますが、データ自体は上書きされるまで残っています。MyRecoverなどの専門ツールで未割り当てパーティションを直接スキャンしてファイルを検出・復元することができます。