HDDやSSDが突然ディスクの管理で「未割り当て」と表示される場合、パーティションが未割り当て領域になる理由と、未割り当てパーティションやハードディスクから素早く効率的にデータを復元する方法をご紹介します。
ユーザーケース
Dドライブが未割り当てになってしまいました。
OSをHDDからSSDに移そうと思い、4DDiG Partition Manager(有償版)でディスクのクローンを行おうとしたのですが、エラーが怒り、クローン作製が出来ず、Dドライブが未割り当ての状態になってしまいました。
Dドライブにもともと入っていたデータは消えてしまったのでしょうか?
復旧は可能でしょうか?
- Yahoo知恵袋からの質問
未割り当て領域とは、HDDやSSD、外部ストレージデバイスにおいて、どのパーティションやファイルシステムにも割り当てられていない領域を指します。このため、適切にフォーマットされドライブ文字(例:C:、D:)が割り当てられるまで、オペレーティングシステムはこの領域へのデータ保存やアクセスができません。
ハードディスクが未割り当て状態になると、保存されていたデータへのアクセスは完全に失われます。今日は「未割り当てパーティションからデータを復元する方法」という、多くのユーザーを悩ませる問題について詳しく解説します。
未割り当て領域は、新しいドライブや初期化されていないドライブ以外にも、以下のような様々な理由で発生します:
未割り当て領域からデータは復元可能ですか?はい、特殊なデータ復元ソフトウェアや専門の復元サービスを利用すれば、未割り当てハードディスクからデータを復旧できる場合が多くあります。未割り当て領域はデータがパーティションから切り離された状態を指すだけで、完全消去されたわけではないため、上書きが行われていなければ復元が可能です。
未割り当て領域は様々な原因で発生するため(前セクションで記載)、復元方法も状況に応じて変化します。以下は主要なシナリオ別の最適な解決策です:
ディスクの管理やサードパーティ製ツールの操作ミス、誤ったコマンド実行などによりパーティションが削除された場合、その記憶領域はWindowsのディスクの管理上「未割り当て」と表示されます。このような状況では、パソコン全体をスキャンして削除されたパーティションを検出し、復元可能なファイルをリスト化して救出する専門のデータ復元ソフトが必要です。
「MyRecover」はパーティションデータ復元に優れたアプリケーションです。無料版では500MBまでのデータ復元が可能で、より多くのデータを復元したい場合はProfessional版がおすすめです。プロ版では復元容量の制限がなく、最終復元前のファイルプレビューやシステムクラッシュ時の復元など高度な機能も利用できます。
未割り当てディスクからデータを復旧するには、以下の手順に従って操作してください:
ステップ 1:MyRecoverソフトウェアをダウンロードし、インストールします。
ステップ 2:ソフトウェアを起動し、「高度な復旧」セクション内の「失われたパーティションの復旧」をクリックします。これにより、パソコン内の消失または削除されたパーティションのスキャンが開始されます。
ステップ 3:対象のパーティションが検出されたら、「スキャン」をクリックし、未割り当て領域内の復元可能なファイルを検索します。
ステップ 4:スキャン完了後、必要なファイルまたはフォルダを選択し、「復旧」をクリックします。
ステップ 5:データが上書きされないように、未割り当てハードディスクから復元したファイルを保存する安全な場所を指定します。
これで未割り当てパーティションからデータを復元できます。
パーティションのサイズ変更や統合作業中に問題が発生し、未割り当て領域が生じた場合でも、パーティションにアクセスできない場合でも、MyRecoverを使って迅速に対処すればデータを復元できる可能性があります。
ファイルシステムエラー、急な電源断、マルウェア攻撃などによりハードディスクやSSDが破損すると、ディスクの管理上で「RAW」または「未割り当て」と表示されることがあります。また、ドライブにアクセスしようとすると「このドライブを使うにはフォーマットする必要があります」といったエラーメッセージが表示される場合もあります。
これは一般的にファイルシステム構造が損傷を受けたことを意味しますが、ドライブ自体が物理的に故障していない限り、実際のデータはまだ復元可能な状態である可能性があります。このような状況では、CHKDSKツールを実行することで、ファイルシステムエラーの修復と未割り当てのHDDからの読み取り可能なデータの復元を試みることができます。
ステップ 1:Windowsスタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索します。該当する検索結果を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
ステップ 2:コマンドプロンプトウィンドウで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
chkdsk e: /f /r(「e」は実際の影響を受けたドライブ文字に置き換えてください)
コマンド内の「/f」パラメータはエラーを修復し、「/r」パラメータは不良セクターを特定して読み取り可能なデータを復元します。
TestDiskは、パーティションテーブルを書き換え、失われたパーティションを復元することで、未割り当てハードディスクからデータを復旧ことができる強力なオープンソースツールです。操作はテキストベースでやや複雑ですが、手順を正確に踏めば高い効果が期待できます。
ステップ 1:TestDiskをダウンロードして、コンピュータのフォルダに解凍します。「testdisk_win.exe」を管理者として実行し、矢印キーで操作します。最初の画面で「Create」を選択し、ログファイルを作成します。
ステップ 2:復元したいドライブ(ディスク全体)をリストから選び、Enterキーで確定します。通常は自動で検出されるため、デフォルト(Intel/PCなど)のままEnterを押します。
ステップ 3:メニューか「Analyse」を選び、現在のパーティション構造を分析します。
次に「Quick Search」(クイック検索)を実行します。
ステップ 4:検索で見つかったパーティションが表示されます。目的のパーティションを選択し、キーボードのPキーを押すと、中のファイルやフォルダが一覧表示されます。これで復元したいデータかどうかを確認してください。
ステップ 5:目的のパーティションが全て見つかり、Pキーでデータが正しく確認できたら、Enterキーを押して次の画面に進みます。ここで「Write」を選び、新しいパーティションテーブルをディスクに書き込みます。最後にYキーを押して確定し、PCを再起動します。
TestDiskの操作は難易度が高く、誤った操作はデータ喪失につながる可能性があります。コマンドライン操作に不安がある場合は、まずはMyRecoverなどのGUIベースのデータ復元ソフトウェアを試すことを検討してください。
Windowsのインストールに失敗した場合やディスクの管理操作でエラーが発生した場合、以前にパーティションが存在していた領域が未割り当て領域として表示されることがあります。このような状況では、システムの復元を使用して未割り当て領域からデータの復元を試みることができます。システムの復元は、システムを以前の正常な状態に戻すのに役立ちます。
Windowsに起動できる場合は、「コントロールパネル>システムとセキュリティ>システム>システムの復元」の順に移動します。
Windowsが起動できない場合は、Windows回復環境(Windows RE)にアクセスします。起動中にPCを2~3回強制再起動し、自動修復をトリガーします。「トラブルシューティング>詳細オプション>システムの復元」を選択します。
システムの復元ウィンドウで、利用可能な復元ポイント(日付と時刻)のリストが表示されます。OSインストール失敗またはディスク操作前の復元ポイントを選択し、システムの復元が完了するまで待ちます。
この方法は主にシステムファイルを対象としており、未割り当て領域からの個人データ復元には限界があります。システムパーティション以外のデータパーティションからファイルを復元する場合は、MyRecoverの使用を推奨します。MyRecoverの有料版にアップデートし、起動可能メディアを使用して起動不能なコンピューターからもすべてのファイルを復元できます。
パーティションを復元した後、ディスク上に「未割り当て領域(Unallocated Space)」が残ることがあります。これは、復元したパーティションだけではディスク全体を埋めきれなかった場合や、元々存在していた別のパーティションが復元できなかった場合などに発生します。
この未割り当て領域をそのまま放置してもシステム動作に支障はありませんが、有効活用するためには以下のいずれかの対応をお勧めします。
ハードドライブの一部が未割り当て領域として表示されている場合、そこに保存されていたデータをすでに復元済み、またはそのデータが不要であれば、この領域を既存のパーティションに追加して再利用できます。
ステップ 1:「Win+X」で「ディスクの管理」を開きます。
ステップ 2:操作したいパーティションを選択して「ボリュームの拡張」をクリックします。
ステップ 3:拡張ボリュームウィザードが起動したら、画面の指示に従って次へをクリックします。ディスクの選択画面では、未割り当て領域が既に選択された状態になっているため、そのまま次へを進んでください。選択フィールドには、追加される容量が表示されます。
TestDiskを使用して未割り当てのパーティションからデータを復元した場合、パーティション全体(データ、ドライブ文字、ファイルシステムなど)がそのまま復元されるため、あらためてパーティションを作成し直す必要はありません。
一方、MyRecoverなどの他のツールで未割り当てのデータを復元した場合は、新しいパーティションを作成する必要があります。
ステップ 1:「Win+X」で「ディスクの管理」を開きます。
ステップ 2:「未割り当て」と表示された領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択します。
ステップ 3:ウィザードに従い、フォーマット(通常はNTFS)を行い完了します。
SSDにパーティションを作成する際は、全体容量の約10%を未割り当て領域として残すことをお勧めします。この領域は「オーバープロビジョニング」としてSSDの性能と耐久性を高め、未割り当てのままにしておけば気にする手間も省けます。
以上、未割り当て領域が発生するほぼすべての原因と、それぞれに対応したデータ復元方法をご紹介しました。もし各方法を試す貴重な時間を割きたくない場合、MyRecoverは最適な選択肢となります。このソフトは、パーティション削除・フォーマット、ファイルシステムの破損、ごみ箱の空処理、ウイルス攻撃、データ読み書き中の電源障害、システムクラッシュなどの状況から消えたデータを復元することが可能です。
ただし、ハードウェアまたはファームウェアの問題によってパーティションが未割り当て領域になっている場合は、専門のデータ復元サービスに相談することをお勧めします。