「圧縮フォルダーは無効です」というエラーが突然表示され、大切なファイルを開けなくなったことはありませんか?この問題はWindowsの設定やシステムファイルのわずかな不具合で起こりますが、決して難しいものではありません。本記事では、初心者でもすぐに試せる簡単で効果的な修復方法を、画面付きでわかりやすく解説します。
ユーザーケース
フォルダーを開くことができません、圧縮(zip形式)フォルダーは無効です。どうすれば開くことができますか、おしえてください。
- Yahoo知恵袋からの質問
「圧縮フォルダーは無効です」エラーは、WindowsでZIP形式の圧縮フォルダーを開こうとした際に、「フォルダーを開くことができません」と表示されてファイルにアクセスできなくなるトラブルです。突然このエラーが発生しても、原因をひとつずつ確認すれば、初心者の方でも十分に修復が可能です。
ここからは、先ほどご紹介した原因に基づき、「圧縮フォルダーは無効です」エラーを修復する具体的な手順を解説します。特別な知識がなくても、以下の方法を順に試せば、ほとんどのケースで「フォルダーを開くことができません」という状態から脱出できます。
まずは最も簡単な対処法です。タスクマネージャーから「エクスプローラー」を右クリックし、「再起動」を選びます。これだけでZIPの関連付けがリフレッシュされ、「圧縮(ZIP形式)フォルダーは無効です」という表示が消えることがあります。
エラーが出ている圧縮フォルダーを、デスクトップから別のドライブやフォルダに移動してみてください。また、ファイル名に使われている特殊文字や長すぎる名前が原因の場合もあるため、「test.zip」など半角英数のシンプルな名前に変更してから開き直すのも効果的です。
インターネットからダウンロードしたZIPファイルにセキュリティ制限がかかっていると、「圧縮(ZIP形式)フォルダーは無効です」と表示されることがあります。以下の手順でブロックを解除してください。
ステップ 1:エラーが出ているZIPファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
ステップ 2:「詳細設定」ボタンをクリックします。
ステップ 3:表示されたウィンドウで「内容を圧縮してディスク領域を節約する」および「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」のオプションにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
「圧縮フォルダーは無効です」というエラーが表示される背景には、実は容量の問題が隠れていることがあります。特に4GBを超えるZIPファイルを開こうとした際に発生しやすく、原因はドライブがFAT32形式であることです。FAT32は1ファイル最大4GBの制限があるため、大容量の圧縮フォルダーは「無効」と判断されてしまいます。
FAT32からNTFSに変更する最も簡単な方法はフォーマットですが、この方法ではドライブ内の全データが消去されます。データを残したまま変換したい場合は、コマンドプロンプトを管理者として開き、「convert X: /fs:ntfs」のようなコマンドを実行すれば、ファイルを保持したままNTFSに変換できます。変換中の停電などには注意が必要です。
もし誤ってフォーマットやパーティション削除をしてデータを消してしまった場合は、すぐにMyRecoverを使用すれば復元可能です。
システムファイルの破損が原因で「圧縮フォルダーは無効です」と表示されるケースでは、Windows標準の修復ツールが有効です。
ステップ 1:スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」または「ターミナル(管理者)」を選択します。
ステップ 2:「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 3:システムファイルの整合性チェックと修復が自動で実行されます。修復が完了したらPCを再起動し、ZIPファイルを開き直してください。
「フォルダーを開くことができません」と表示され、ほかの修復方法が効かなかった場合、ZIPファイルの構造そのものが壊れている可能性があります。このような「無効のZIPを修復する」のニーズに対して、Windowsのコマンドプロンプト(CMD)からWinZipの修復機能を呼び出す方法が有効です。
ステップ 1:本方法はWinZipのコマンドラインアドオン「wzzip.exe」を使用します。WinZipをお持ちでない場合は、公式サイトから入手してください。
ステップ 2:タスクバーの検索欄に「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックします。
ステップ 3:修復したいZIPファイルが保存されているフォルダに移動します。
ステップ 4:以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
「"C:\Program Files\WinZip\wzzip" -yf 修復したいファイル名.zip」
ステップ 5:修復が成功すると、元のファイルと同じ場所に「FIXED」というサフィックスが付いた新しいZIPファイルが作成されます。
ZIPファイルそのものが破損している場合は、解凍ソフトの修復機能を使うのが効果的です。ここではWinRARを使った手順を紹介します。
ステップ 1:WinRARを公式サイトからダウンロードし、インストールします(既存の場合は不要です)。
ステップ 2:WinRARを開き、破損したZIPファイルの場所に移動します。
ステップ 3:対象ファイルをクリックし、「修復」をクリックします。
ステップ 4:「破損した書庫をZIPとして扱う」を選択します。
ステップ 5:「OK」をクリックし、プロセスが完了するまで待ちます。
パスワードを忘れてZIPファイルにアクセスできなくなった場合にも、このWinRARツールを使用してすべてのファイルを抽出し、その後でパスワードを設定することができます。これは、オンラインでZIPファイルのパスワードを復元するための回避策と考えることができます。
ダウンロード中に通信エラーが起きて不完全なZIPファイルができてしまった場合、修復は難しく、再取得が確実です。送られてきたZIPファイルが原因なら、送り手に再度作成してもらいましょう。このとき、圧縮ソフトのバージョンや圧縮方式を変更してもらうと、同じ「圧縮フォルダーは無効です」エラーを避けられます。
Windows Updateで配信される修正プログラムには、ZIP機能に関する不具合の修正も含まれます。設定>「Windows Update」>「更新プログラムのチェック」から最新の状態にしておくことで、OS側のバグが原因だったエラーがいつの間にか直っている、ということも珍しくありません。
修復作業中にうっかりファイルを削除してしまったり、エラーが直らずにファイルを消去してしまうケースもあるでしょう。ここからは、誤って削除した圧縮フォルダーを復元する方法を5つご紹介します。
これは最も簡単な復元方法です。デスクトップ上の「ごみ箱」アイコンをダブルクリックして開きます。削除した圧縮フォルダーが見つかったら、右クリックして「元に戻す」を選択するか、目的のフォルダーにドラッグとドロップします。ごみ箱を空にしていなければ、この方法で簡単に復元できます。
ファイル履歴は、Windowsに標準搭載されているバックアップ機能です。事前に設定してある場合にのみ利用できます。
ステップ 1:タスクバーの検索ボックスに「ファイル履歴でファイルを復元」と入力して選択します。
ステップ 2:復元したい圧縮フォルダーが含まれるフォルダーを開き、緑色の「復元」ボタンをクリックすれば、指定した場所にファイルが戻ります。
Windowsには、ファイルやフォルダーの「以前のバージョン」を復元する機能があります。システムの復元ポイントやファイル履歴が有効な場合に利用可能です。
ステップ 1:復元したい圧縮フォルダーがあった場所(例:デスクトップやドキュメントフォルダー)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
ステップ 2:「以前のバージョン」タブを開き、復元したい日時のバージョンが表示されていれば、それを選択して「復元」をクリックします。
Windows File Recoveryは、バックアップがない場合に削除されたファイルを復元するためのMicrosoft公式のコマンドラインツールです。ディスクフォーマット後に失われたファイルや、ごみ箱を経由せずに完全に削除されたファイルの復元に役立ちます。
ステップ 1:Microsoft Storeを開き、「Windows File Recovery」を検索して無料でダウンロードします。
ステップ 2:インストール後、スタートメニューから管理者として起動します。
ステップ 3:基本的なWindows File Recoveryのコマンド構造(基本構文)は以下の通りです:
winfr ソースドライブ: 宛先ドライブ: [/mode] [/switches]
ステップ 4:コマンドを実行してZIPフォルダを復元します。例:winfr C: D: /regular /n *.zip
それでも復元できない場合や、より確実にデータを救出したい方におすすめなのが、専門的なデータ復元ソフト「MyRecover」です。MyRecoverは、Windows向けに開発された日本語対応のデータ復元ソフトです。誤って削除したファイルや、フォルダーごと消えてしまったデータを、簡単な操作でスキャン・復元できます。
ステップ 1:上のボタンを押してMyRecoverをお使いパソコンにダウンロードとインストールします。
ステップ 2:ソフトを開いて、メインインターフェースからZIPファイルが元々保存されていたドライブを選択し、「スキャン」をクリックします。正確な場所がわからない場合は、ディスク全体を選択して包括的なスキャンを実行してください。
ステップ 3:「クイックスキャン」が開始され、最近削除されたファイルを探して数秒でスキャンプロセスを完了します。「クイックスキャン」で失われたZIPファイルが見つからない場合は、手動で「ディープスキャン」に切り替えて、ファイルシグネチャを徹底的に検索できます(時間はかかりますが、より詳細です)。
ステップ 4:スキャンが完了したら、フィルタ機能を使用して(「zip」と入力するか、「アーカイブ」カテゴリを選択)、対象のZIPファイルを素早く見つけることができます。
ステップ 5:復元したいファイルの横のチェックボックスを選択し、「復旧」をクリックします(復元前にファイルをプレビューしたい場合は、Professional版をお試しください)。
ステップ 6:上書きを防ぐため、元の場所とは別のドライブを選択します。プロセスが完了するまで待ちます。
せっかく修復や復元に成功しても、同じエラーが繰り返しては困ります。最後に、「圧縮フォルダーは無効です」エラーを再発させないための予防策をいくつかご紹介します。日頃から少し意識するだけで、大切なファイルを守ることにつながります。
信頼できる解凍ソフトを一つに絞る
複数の圧縮・解凍ソフトをインストールしていると、関連付けが競合してエラーの原因になります。Windows標準機能か、7‑ZipやWinRARなど信頼性の高いソフトを一つだけ使い続けましょう。
ZIPファイルは正しい手順でダウンロードする
ダウンロード中に通信が途切れると、ファイルが不完全なまま保存され「ZIPフォルダが無効」エラーのもとになります。可能であればダウンロードマネージャーを使う、またはファイルサイズを確認して完全に取得できているか確かめましょう。
大容量ファイルはNTFSドライブで扱う
4GBを超えるZIPファイルは必ずNTFS形式のドライブに保存してください。FAT32のUSBメモリを使う場合は、ファイルを分割するなどの工夫が必要です。
定期的にシステムファイルをチェックする
コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を月に一度実行する習慣をつけると、システムファイルの破損を早期に発見・修復できます。
重要なZIPファイルはバックアップを取る
外付けHDDやクラウドストレージに定期的にバックアップしておけば、もしエラーで開けなくなったり誤削除しても、安心して復元できます。「ファイル履歴」や「以前のバージョン」機能も活用しましょう。
Windows Updateはこまめに適用する
OSの不具合が原因のエラーは、最新の更新プログラムでいつの間にか修正されていることがあります。Windows Updateは常に最新の状態に保ちましょう。
「圧縮フォルダーは無効です」エラーは、Windowsを使用していると誰でも一度は遭遇する可能性のあるトラブルですが、そのほとんどは特別な知識がなくても解決できます。本記事では、ファイルエクスプローラーの再起動やプロパティ変更といった簡単な対処法から、システムファイルの修復、専用ソフトを使った破損ZIPの修復方法まで、幅広い解決策をご紹介しました。
また、うっかりファイルを完全に削除してしまった場合に備え、ごみ箱やファイル履歴からの復元方法、さらに専門的な復元ソフト「MyRecover」を使ったデータ救出の手順も解説しています。この記事が、皆さまの大切なファイルを守る一助となれば幸いです。