紛失・削除したパーティションを復元する方法|データを失わないための手順

紛失パーティションの復元を目的に、書き込み停止、状態判定、デバイス別注意点、MyRecoverによる復旧と代替方法を整理します。

更新者 Aeri    更新日: 2026年09月22日

紛失パーティション 復元で最初に守ること

パーティションがエクスプローラーから消えても、元のデータが直ちに全消去されたとは限りません。誤削除、パーティションテーブルの損傷、RAW化、ドライブ文字の欠落、起動メディア作成の誤操作などで、Windowsが区画を正しく参照できなくなっている可能性があります。

復元率を下げやすいのは、未割り当て領域への新規ボリューム作成、フォーマット、初期化、CHKDSK、同じデバイスへのファイル保存です。まず対象媒体の使用を止め、復元先として別の正常なドライブを準備します。

重要:異音、異常発熱、0B表示、頻繁な切断がある媒体は、ソフトウェアスキャンを繰り返さず専門業者へ相談してください。

紛失した原因と現在の状態を確認する

表示

主な状態

安全な判断

未割り当て

区画エントリの削除・損傷

新規ボリュームを作らず復旧

RAW

ファイルシステムを認識不能

フォーマット前にデータ保護

ドライブ文字なし

文字の欠落・競合

容量とファイルシステムが正常なら文字を割り当て

不明・未初期化

パーティション情報または接続異常

データがあれば初期化しない

0B・メディアなし

物理障害の可能性

通電を抑え専門診断

ステップ 1:スタートを右クリックし「ディスクの管理」を選び、容量とディスク番号で対象を特定します。

ステップ 2:未割り当て、RAW、オフライン、不明、ドライブ文字なしのどれかを確認し、スクリーンショットを残します。

デバイス別に変わる復元の注意点

内蔵HDDではWindowsやアプリのバックグラウンド書き込みを避けるため、問題のディスクをセカンダリドライブとして別PCへ接続する方法が有効です。外付けHDDはUSBケーブルと電源を一度確認し、安定して認識される場合に論理スキャンを進めます。

USBメモリとSDカードは、コントローラー障害や不安全な取り外しによる破損も多く、復旧中の接続断に注意します。書き込み保護スイッチのあるSDカードはロックし、カードリーダーを交換しても容量表示が不安定なら物理障害を疑います。SSDではTRIMと後続書き込みが復元可能性へ影響するため、削除後の使用を直ちに止めます。

MyRecoverで紛失パーティションを復元する手順

論理的なパーティション消失で媒体が正しい容量で安定認識される場合、MyRecover「パーティションの復旧」を使用できます。この機能はファイルデータだけでなく、紛失・削除されたパーティション全体を復元します。復元後は、元のパーティションが「エクスプローラー」や「ディスクの管理」に再び表示されるようになります。

MyRecover
強力なデータ復旧ソフト
  • 対応デバイスの多様性:内蔵および外付けHDD、SSD、SDカード、USBメモリなど、さまざまなストレージデバイスからのデータ復元に対応しています。
  • 広範なデータ損失原因への対応:誤削除、ディスクフォーマット、ウイルス感染など、さまざまな原因によるデータ損失を復旧可能です。
  • 多彩なファイル形式に対応:JPEG、PNG、MP4、MOV、DOC、XLSX、PDF、ZIP、RARなど、1,000種類以上のファイル形式に対応しています。
  • 便利なハイライト機能:スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が簡単に行えます。
  • 高い互換性:Windows 11、10、8、7およびWindows Serverに対応し、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなど、多様なファイルシステムをサポートします。

ちなみに、MyRecoverは「失われたパーティションの復旧」という機能も提供しています。この機能はパーティション内のファイルデータのみを検出・復元し、復元したデータを別の安全なドライブへ保存します。パーティション自体は復元しません。

対象媒体とは別のWindowsドライブへWindows向けMyRecoverをダウンロードしてインストールします。復元結果も必ず別媒体へ保存してください。

ステップ 1:容量、型番、接続状況を照合し、「パーティションの復旧」で対象の物理ディスクを選びます。

ステップ 2:削除直後は高速スキャンから始め、候補が見つからない場合に完全スキャンでディスクのセクタ全体を探索します。使用中のバージョンに選択画面がない場合は、表示される案内に従ってください。

ステップ 3:容量、ファイルシステム、開始位置、フォルダー構造を比較し、元のパーティションに合う候補を選びます。確認したら、「続行」をクリックします。

ステップ 4:処理後のポップウィンドウで「終了」をクリックします。

「ディスクの管理」で復元されたパーティションを確認できます。

スキャン結果に問題があるときの停止条件:

  • 候補が見つからない場合:完全スキャンを一度実行しても候補が出ない、容量が0Bになる、または接続が切れる場合は、同じスキャンを繰り返しません。接続と電源を確認し、重要データならセクターイメージの作成または専門業者への相談へ切り替えます。
  • 候補を選べない場合:容量、ファイルシステム、開始位置、フォルダー構造が元の状態と一致しない候補には「続行」を実行しません。複数候補が重なる場合は、元ディスクへ書き戻す前にイメージ上で検証します。
  • 復元後にファイルが開けない場合:対象ディスクへの保存や修復操作を止め、重要ファイルを別ドライブへ回収できるか確認します。開けないファイルが多い場合は、上書きや媒体障害を想定して別の復旧方法へ切り替えます。

ほかの復元方法が適するケース

パーティションが存在し、ファイルシステムも正常でドライブ文字だけが欠けている場合は、ディスクの管理で文字を割り当てれば再表示できることがあります。これはパーティション復旧ではなく、マウント設定の修正です。

バックアップがあるなら、媒体を変更せずにWindowsのバックアップからファイルを復元する方法が低リスクです。TestDiskなどでパーティションテーブルを書き戻す方法もありますが、誤った候補を書き込むと状況が悪化するため、元ディスクのイメージと十分な知識がある場合に限定します。

参考資料:Microsoft CHKDSKTestDisk パーティション復元ドキュメント

復元後に行う確認と再発防止

  • 重要ファイルが正常に開くか、容量とフォルダー構造が妥当かを確認します。
  • 復元データを別媒体とクラウドなど、複数の場所へバックアップします。
  • 媒体のSMART情報や接続安定性を確認し、異常があれば交換します。
  • パーティション操作前に対象ディスク番号とバックアップを二重確認します。

まとめ

紛失パーティションの復元では、書き込みを止め、ディスクの管理で状態を確認し、物理障害を除外してからスキャンする順序が重要です。HDD、外付けHDD、USB、SDカードでは接続方式と故障兆候が異なるため、同じ操作を機械的に繰り返さないでください。

論理的な消失ならMyRecoverの「パーティションの復旧」を中心に、元の区画と復元可能な内容を探索できます。ドライブ文字だけの問題や有効なバックアップがある場合は、より簡単で低リスクな方法を先に選びます。

よくある質問

1.未割り当てになったパーティションは復元できますか?

元のパーティション情報が残り、データが上書きされていなければ、未割り当て領域からのデータ復元ができる可能性があります。未割り当ての状態でもデータが残っている場合があるため、新しいボリュームの作成やフォーマット、初期化は避けてください。復元したデータは別のドライブに保存します。

2.RAWパーティションはフォーマットせず復旧できますか?

RAWでもドライブが正しい容量で安定して認識され、データが上書きされていなければ、フォーマット前に復旧を試せます。必要なデータがある場合は、フォーマットやCHKDSKを行わず、対象ドライブへの書き込みを避けてスキャンしてください。復元したデータは別のドライブに保存します。

3.外付けHDDのパーティションが消えたときの最初の操作は何ですか?

まず書き込みを止め、USBケーブルやポートを確認してから、ディスクの管理で容量と状態を確認します。正しい容量で未割り当てやRAWとして認識される場合は、データ復旧を検討できます。接続断、ビープ音、異音、異常発熱などがある場合は使用を中止し、重要なデータは専門業者への相談を検討してください。

4.USBやSDカードでもパーティション全体を復元できますか?

USBやSDカードでも、パーティション情報とデータが残り、正常に認識されていれば復元できる可能性があります。ただし、0Bや「メディアなし」と表示されるなど、容量が安定しない場合は一般的な復元ソフトでは対応できないことがあります。復元する場合は、データを元のUSBやSDカードへ書き戻さず、別のドライブに保存してください。

5.CHKDSKで紛失パーティションを戻せますか?

CHKDSKは認識可能なファイルシステムのエラーを修復するツールであり、紛失したパーティションを復元するための第一手ではありません。RAW、未割り当て、削除済みパーティションに必要なデータがある場合は、CHKDSKを実行せず、先にパーティションスキャンやデータ復旧を行ってください。

6.SSDの紛失パーティションも復元できますか?

SSDでも、TRIMの実行状況や後続の書き込みによっては、紛失したパーティションを復元できる可能性があります。ただし、TRIMによってデータが回収されると、復元が難しくなる場合があります。使用を止め、初期化、フォーマット、新しいパーティションの作成を避けてください。復元したデータは別のドライブに保存します。

Aeri · 編集者
データ復旧分野における長年にわたりパソコンから削除されたファイルの復元技術を研究・実践してきました。HDD/SSDをはじめ、USBメモリやSDカードなど多様な記憶媒体からのデータ救出事例を数多く手がけ、特に論理障害によるファイル消失の回復に高い技術力を有しています。特に複雑なファイルシステムの解析や物理障害が発生したドライブからの復旧において定評があり、企業から個人ユーザーまで幅広い層から信頼を集めています。
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